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セミナー・お知らせ

クラックス

エグゼグティブ・ゼミ「クラックス (*) 」は、高い志を掲げて愚直に経営の王道を歩んでいる若手経営者の方々を対象とした、坪内周一(弊社代表)が主宰する「クラブ型」ゼミナールです。当ゼミでは、経営戦略の策定・実行に関するリテラシー(洞察力、構想力、決断力、リーダー・シップ、マネジメントスキルなど)の向上と変革マインドを身につけることを狙いとして、毎回、新聞等で取り上げられた企業の戦略事例を題材に取り上げ、事前の個人研究、講義、意見発表、ディスカッションの形でゼミ運営を進めております。

(*) 「クラックス(Crux)」とは、ラテン語で「南十字星(サザン・クロス)」を意味します。大航海時代、南半球を旅する船乗りたちは、この星座を航行の目印(道標)として、荒波の大海原を渡って行きました。エグゼグティブ・ゼミ「クラックス」は、経営者の方々が経営の舵取りをする際の、指針が得られる「場」であることを表しております。

第50回 クラックスを開催しました。

2023.05.31

2023年5月31日(水)第50回「クラックス」を開催しました。

今回は、創業以来の「写真フィルム事業」から「トータルヘルスケア・カンパニー」へと変貌して発展を遂げている富士フィルムをとり上げました。❝環境変化は脅威でもあると同時に機会でもある❞といわれますが、今回の学習を通して、なぜ世界的企業であったコダックが経営破綻をして、同じ業界の富士フィルムは成功を収めることができたのか、という経営変革に挑む大切さと難しさを学ぶことができました。とくい富士フィルムが、自社のもつ組織のコア・コンピタンス(中核能力)を長年にわたってコツコツ磨きをかけながら、デジタル化という環境変化を上手く機会として活用しているという経営の姿勢が印象的でした。また、将来の事業分野を決める際に、「自社の技術」と「市場のニーズ」の4象限マップをつくり、2年をかけて分析をしたという極めて慎重で論理的な意思決定プロセスを学び、これまで自分たちが行ってきた戦略的意思決定について大いに反省する点が多くありました。今回の学習では、自社のコアコンピタンスを明確化して「既存事業」を深化させていくと同時に、自社の強み(資源)を生かして脅威を乗り越えていく「新規事業」の二刀流の取り組みについて実例に沿って学べてことは大きな収穫でした。

 

2023-05-31 12:00 | クラックス | この記事のURL

第49回 クラックスを開催しました。

2023.02.20

2023年2月18日(土) 第49回「クラックス」を開催しました。

今回は、昨年12月に(公財)日本生産性本部 経営品質協議会の「経営デザイン(スタートアップ)認証」を受けられた北栄パイピング株式会社 代表取締役 徳永健一様をゲスト講師にお招きをして、自社のビジョン・戦略の「見える化」に取り組まれた経験を中心に、「顧客価値経営」の実践についてお話を頂きました。徳永氏からは、認証を受けるまでの具体的な取り組み方や認証を受けるまでの苦労話を質疑応答形式でざっくばらんにお話をいただきました。終了後には参加者から「今後自社でも認証を目指す上で、大変参考になった」との声が多く聞かれました。

なお、今回の北栄パイピング株式会社様の認証にあたっては、株式会社SYUマネジメント・ソリューションが全面的に支援をさせて頂きました。北栄パイピング様とご一緒に、今回の認証の喜びを共有できたことを大変うれしく思います。

2023-02-20 16:49 | クラックス | この記事のURL

第48回 クラックスを開催しました。

2022.11.30

2022年11月19日(土) 第48回「クラックス」を開催しました。

コロナのため1年2カ月にわたって休会をしていましたが、その間、会員の方々から「いつ再開するのか?」「早く再開してほしい」という声をかけて頂いておりました。今回を機会に、また新年からは以前の年3、4回程度のペースで開催をしていく予定です。

 今回は、本年8月に亡くなった稲盛和夫氏の『経営12か条』を教材に取り上げて、会員で話し合いました。この本は長年にわたる彼の経験則から生まれた経営の哲学(原理原則)についてまとめたものですが、彼が何故「平成の名経営者」と言われるのかが実によく分かる内容で、特に中小企業の経営者に勇気と力を与えてくれます。会員同士の話し合いでは、特に第1章(事業の目的・意義を明確にする)から第4章(誰にも負けない努力をする)の内容に、話が集中しました。日頃、経営の実践の中で「売上」や「利益」といった業績数値に振り回されている経営者にとって、「動機善なりや、私心なかりしか」のことばの重さ、“利他の心”の大切さを改めて気づかせてくれる内容で、会員からは「頭も心もスッキリとさせてくれる」との声が聞かれました。

2022-11-30 13:57 | クラックス | この記事のURL

第47回 クラックスを開催しました。

2021.10.01

2021年9月18日(土) 第47回クラックスを開催しました。

今回は、ユニークな家電製品(「なるほど家電」)を軸にして、近年急成長を遂げている「アイリスオーヤマ」をとり挙げました。参加者の一番の関心は、なぜアイリスオーヤマは独自性のある商品を、あのように次々とスピーディに開発できるのかといった素朴な疑問でした。しかし同社を掘り下げていくと、原点には大山健太郎氏の創業時の原体験である“オリジナル商品を作り、メーカーとして独り立ちしたい”という熱い思い、さらには「生活者の目線」に立ったモノづくりの思想が根づいていることを学び、全員で深く納得をしました。また事業の具体的な展開にあたっても、「メーカー・ベンダー」というユニークな業態を確立し、トップの強烈なリーダーシップの下で商品開発体制がしっかりと確立していることも分かり、前回学んだ「イノベーション」が生まれる環境が、実践されていることも分かりました。今回は、「理論と実践」の両面がうまくつながった、学ぶことの多い有意義な事例研究となりました。

2021-10-01 16:23 | クラックス | この記事のURL

第46回クラックスを開催しました。

2021.06.30

2021年6月19日(土) 第46回クラックスを開催しました。

 今回は、P.ドラッカーの名著 『イノベーションと企業家精神』 を教材にして、彼の「イノベーション論」について学び、全員で話し合いました。閉塞感が漂う今日の経営環境の中で「イノベーション」は最大の経営課題であることから、参加者の知的好奇心は極めて高く、「第1章イノベーションと企業家精神」における「企業家の定義」を知り、これまでの自分の行動様式について大いに反省をさせられました。

また、「7つの機会」の事例を学び、自分達の身近にイノベーションの機会が多く潜んでいることに気づかされ、今後の行動のあり方についても大きなヒントを得ることができました。このような形で、仲間同士が本音で気楽にし合えることこそが、クラックスの魅力であるということを、改めて実感させられた機会となりました。

2021-06-30 16:04 | クラックス | この記事のURL