第34回クラックスを開催しました。
2018年9月15日(土)第34回クラックスを開催しました。
今回は、成長戦略の代表的なフレームワークである「PPM」について、サントリーの発展の歴史を教材にして学習しました。われわれが戦略論を教科書で勉強する際には、必ずお目にかかるテーマですが、ほとんどの人が知識としては知っているが、あまりなじみのない理論でもあります。
そこでPPMの考え方の背景にある「プロダクト・ライフ・サイクル」や「経験学習効果」について学んだ上で、キャッシュの需要と創出の関連について学習しました。
ディスカッションでは、ゼミに参加していただいている企業のほとんどが、複数の事業(製品)活動を展開していることから、自社の事業(製品)の位置づけについて様々な意見が出され、大変熱のこもった話し合いをすることができました。
サントリーの事例研究においては、ビール事業の黒字化を実現するまでに49年間も努力をし続けたことと、その根底にある『やってみなはれ』の組織風土についてもいろいろと話し合いました。そこでは、トップのリーダーシップと「理想の姿」を目指して途中で諦めないことの大切さを改めて確認するよい機会ともなりました。