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セミナー・お知らせ

クラックス

エグゼグティブ・ゼミ「クラックス (*) 」は、高い志を掲げて愚直に経営の王道を歩んでいる若手経営者の方々を対象とした、坪内周一(弊社代表)が主宰する「クラブ型」ゼミナールです。当ゼミでは、経営戦略の策定・実行に関するリテラシー(洞察力、構想力、決断力、リーダー・シップ、マネジメントスキルなど)の向上と変革マインドを身につけることを狙いとして、毎回、新聞等で取り上げられた企業の戦略事例を題材に取り上げ、事前の個人研究、講義、意見発表、ディスカッションの形でゼミ運営を進めております。

(*) 「クラックス(Crux)」とは、ラテン語で「南十字星(サザン・クロス)」を意味します。大航海時代、南半球を旅する船乗りたちは、この星座を航行の目印(道標)として、荒波の大海原を渡って行きました。エグゼグティブ・ゼミ「クラックス」は、経営者の方々が経営の舵取りをする際の、指針が得られる「場」であることを表しております。

第32回クラックスを開催しました。

2018.06.25

2018年5月19(土) 第32回クラックスを開催しました。


  今回は、事例としては古いのですが、ハーバード・ビジネススクールにおいても、日本企業の事例研究テーマの一つとして取り上げられた『日産自動車再生への挑戦』をとりあげました。3人の歴代社長のもとで、8期連続の巨額の赤字に苦しんでいた日産自動車が、仏ルノー社から送り込まれたカルロス・ゴーンによって、わずか3年足らずで劇的なV字回復を遂げることができた理由は。また、カルロス・ゴーンは「コストカッター」と言われているが、本当にコスト削減に成功したことだけが日産自動車の再建が成功した理由であったのか等、いろいろと興味・関心が湧いていくるテーマでした。
 あらかじめ与えられた8つの設問について、各人よりそれぞれについての自分の考えを述べてもらいながら、意見交換の中で学習を深めました。今回の学習で明らかになったことは、カルロス・ゴーンが進めた企業再建は、みごとに経営の原理・原則に沿ったものであったということでした。具体的には、ルノー社との戦略連携のあり方、マーケティング志向(顧客本位の経営)の重要性、現場を巻き込んだ経営改善活動、豊かなコミュニケーションと信頼関係の構築ベースとした組織風土の改革、等々です。特に、今日グローバル化が進むなかで、真の「グローバルリーダー」に求められるリーダーシップのあり方を学ぶ好事例として、参加者全員が大きな知的刺激を受けた機会となりました。

 

2018-06-25 17:24 | クラックス | この記事のURL

第31回クラックスを開催しました。

2018.01.30

2018年1月20日(土) 第31回クラックスを開催しました。

 今回は、政府が進める「働き方改革」の中心テーマの一つである、「同一労働同一賃金」を取り上げました。何故今、「同一労働同一賃金」が求められているのか、その意義や背景について、労働市場の変化や働き方の多様化等と関連づけて理解を深めました。また、2016年12月に政府が示した「同一労働同一賃金ガイドライン案」の内容と、企業経営者として知っておくべきポイントについても理解を深めました。今回の学習を通じて、政府が導入を目指そうとしている欧州型の雇用システムと、これまで日本の経済成長に大きく寄与してきた日本型雇用システムを比較検討することで、改めてわが国における「同一労同一賃金」実現のハードルの高さを再認識することになりました。最近は、非正規社員と正社員の格差問題について、相次いで企業側敗訴の裁判判決が相次いでいることもあり、このテーマについての参加者の関心は非常に高かったようです。

2018-01-30 17:17 | クラックス | この記事のURL

第30回クラックスを開催しました。

2017.12.25

2017年11月25日(土) 第30回クラックスを開講しました。

 今年最後のクラックスは、日本賃金研究センター技術顧問の武内崇夫氏を講師にお招きしました。武内氏は、日本の人事・賃金問題の権威である楠田丘氏(日本賃金研究センター名誉顧問)に長年にわたって師事をされてこられ、これまで40年近くにわたって、大企業から中堅・中小企業に至るまで、幅広く賃金・人事問題の全般にわたって指導をされてこられました。
今回のゼミでは、働き方改革の中心的な課題である「同一労働同一賃金」について、その実現の可能性や課題等について詳しくお話をいただきました。また人事・賃金決定の基本(原理・原則)についても、戦後日本の歴史的な経緯も踏まえて、いろいろと興味深いお話をしていただきました。最近では、「賃金とは何か」といった賃金の本質を議論する風潮が薄れていることから、参加者にとっても、賃金についての考え方・見方を広げ、深める貴重な機会となったようです。また、講義の後の個別の質問についても、武内氏から実践的で示唆に富んだアドバイスがいただけ、大いに意義のある時間を過ごすことができました。
 

2017-12-25 10:08 | クラックス | この記事のURL

第29回クラックスを開催しました。

2017.09.29

2017年9月16(土) 第29回クラックスを開催しました。

  今回は、戦略的経営の第一ステップとも言える「企業ドメインの設定」について、以下の3つのポイントを中心に学習しました。
  1つ目は、厳しい経営環境の中で生き残っていくには、選択と集中が重要であり、そのためには「ドメインの定義」が重要であることを学びました。2つ目には、企業の長期的な存続・発展を考えると、一旦定義した「企業ドメイン」であっても、それを再定義する必要があること、また再定義にあたっては市場・顧客の視点に立った「機能的定義」が重要であることを、エーベル・モデル(誰に、何を、いかに)や榊原清則氏が提唱するモデル(空間的広がり、時間的広がり、意味的広がり)から学びました。また、実際ドメインの再定義の企業事例として、「富士写真フィルム」の企業変革をとりあげ、その理解を深めました。3つ目には、ドメインがうまく機能するためには、従業員をはじめとする社内外関係者に浸透させて「ドメインコンセンサス」をつくり出すことが大切であることを学びました。
  出席したうちの何社かのメンバーが、実際に「新たなドメイン」をもとにした戦略的な経営活動を推進していることから、話し合いのテーマは「ドメインコンセンサス」に集中しました。そこでの話し合いは、これから企業変革を進めようとしている他のメンバーにとって、大いに参考になったようです。
 

2017-09-29 16:48 | クラックス | この記事のURL

第28回クラックスを開催しました。

2017.08.29

2017年8月5日(土)第28回クラックスを開催しました。

 年に一度のゼミ仲間の会社訪問ですが、今回は、金沢が全国に誇る伝統工芸品の一つ「金沢箔」のトップメーカーH社の新工場を訪問しました。
 見学に先立ち、A社長からH社の創業からこれまでの発展の経緯についてお話をいただいた後、最近全国にBS放送されたH社の「金沢箔」を取り上げた番組を拝聴しました。
 ご承知の方も多いと思いますが、金箔は、伝統工芸品はもとより、あぶらとり紙、食材、建築資材、化粧品等々、われわれの様々な生活シーンに活用されています。これらを一貫生産しているH社の生産オペレーションについては参加者全員が大いに興味・関心を寄せられるものでした。さらに、歴史と文化的深さとを感じさせる「金」の加工現場では、約1千度の高温で溶かした金インゴットを金箔に加工するまでの製造工程を、ベテランの伝統工芸士の方に実演していただきました。メンバー全員汗だくになりながらも、その暑さも忘れるくらいの迫力満点の巧の技(わざ)を拝見させていただき、全員が思い出に残る貴重な時間をすごせました。
 今年5月に完成したばかりのH社の近代的な工場は、従業員を配慮した快適な職場環境が構築されており、その根底に流れる経営者の熱い想いを感じるとともに、「伝統とは革新の連続である」の言葉を思い起こさせる一日でした。

2017-08-29 08:04 | クラックス | この記事のURL